【独学でプロになる】占星術の4区分(火・地・風・水)をマスターしよう

この記事は「独学で星読みのプロになりたい」
「星読みの基礎知識を深めたい」と思っている方に向けて
わかりやすく、西洋占星術の基本をお伝えしています。

今回は【4区分】についてです。

記憶力が悪く、覚えるのが苦手なチャコでも覚えられた
暗記ではなく、腑に落とし、理解していくから忘れない!
そんな星読みの覚え方がここにあります。
ぜひ、星読みの勉強に役立ててください。

12星座はいくつかのグループ分けすることができます。
今回紹介する4区分は、12星座を3つの星座ずつで、4つのグループに分けたものです。

これともうひとつ12星座を4つの星座ごと
3つのグループに分けた【3区分】があり
12星座はこの3区分と4区分の掛け合わせによって性質が決まります。

なので、12星座の特徴を1つずつ覚えるのではなく
まずは3区分・4区分をしっかり覚えることで簡単に12星座の特徴をつかむことができるようになります。

3区分について知りたい人はこれを読んでね!

4区分とは?

4区分からわかること 〜その人の価値観や性質〜

4区分とは、12星座を【火・地・風・水】の4つの元素(エレメント)で振り分けたものです。
各エレメントごとに特徴があり、その特徴は「その人の価値観や性質」を表します。
ホロスコープの10個の星がどのエレメントに入っているか、
星の数のバランスを見ることで、その人の価値観や性質(タイプ)を知ることができます。

4区分でわかること

・どのような価値観を持っているか
・どのような性質を持っているか

4区分の振り分け

4つのエレメントに振り分けられる星座はこのようになっています。


牡羊座・獅子座・射手座


牡牛座・乙女座・山羊座



双子座・天秤座・水瓶座



蟹座・蠍座・魚座


この4つのエレメントに
いくつ星が入ってるかで
4区分の傾向がわかるんだ♪

このホロスコープの場合だと
火:1
地:4
風:1
水:4

といった感じになります。


次は、それぞれそれのエレメントに
どうのような特徴があるのかを見ていきます。

火のエレメント(牡羊座・獅子座・射手座)について

火のエレメントのキーワードは「直感」と「積極性」

火は常に形を変え、特定の“形”を持ちません。
そんな形のない抽象的なものから“大切な何か”をキャッチするのが直感です。
それは、未来への可能性かもしれないし、
今の自分に必要なメッセージかもしれません。
火のエレメントは、目には見えないものを直感でキャッチし、
それに従って燃える火の如く情熱的に進んでいく
傾向があります。

火のエレメントの特徴

エレメントの特徴は、その人の価値観や性質を表します。
そのため、火のエレメントの特徴を考えるときは
「火のイメージ」を思い浮かべ
そこから連想できるタイプ(火のイメージを持つ人)を考えていくとわかりやすいです。

火のイメージ火のイメージから連想される人の特徴
上に向かって燃え上がる向上心、積極的、勢い、意欲的、行動力、勇気、決断力がある、軽さ
炎で周りを照らし、温める人の役に立つ
人に活力を与えることができる
人を惹きつける
エネルギッシュ、元気、生命力が高い、情熱的、やる気、集中力、創造性がある
燃えるものがないと消える不安定、持続性に欠ける、飽き性、考えが変わる
常に新しい燃料(情熱が傾けられるもの)を求めて変化の激しい生活になりがち
激しさ過剰、慎重さに欠ける、興奮しやすい、周りが見えなくなりやすい
喧嘩っ早い、短気、負けず嫌い、せっかち、協調性に欠ける
変幻自在の炎自由、気持ちの赴くまま行動する
直感、精神性、ひらめき

火のエレメントは直感を大切にし、頭で考えるよりも先にやってみるタイプです。
ワクワクすること・楽しいこと、熱くなれることに価値を見出し、それがないと弱ってしまいます。

心の火を燃やす“燃料”がないと、ダメなんだね


火のエレメントの長所 伸ばしたいポイント
・直感を信じる心
→そのために、直感を信じて動いて「よかった」という経験を積むこと
・直感を信じて行動する勇気と行動力
・向上心やチャレンジ精神

火のエレメントの短所 気をつけたいポイント
・動くことによって元気になるので、変化や動きのある環境に身を置くこと
情熱を燃やせるものや、活動していないと弱るので常に目標や、夢中になれる ことを持つこと(制限があったり、つまらないと弱る)
・興奮しやすいので、気持ちを抑える冷静さを持つこと
・思慮深さを持つこと
・慎重さ・計画性を持つこと

やってみよう!

火のエレメントを理解するために、「火のイメージ」を書き出してみよう!

実際に自分の頭で考えてみることで、理解が一気に深まるよ!
チャコが作った「火のイメージ」も載せておくよ♪

クリックすると画像が拡大できるよ♪

地のエレメント(牡牛座・乙女座・山羊座)

地のエレメントのキーワードは「感覚(五感)」

地(土)は、目で見て、手で触れて、やったらダメだけど
口に入れたら味もわかるというように
肉体の感覚(五感)を使って感じることができます。
地のエレメントは、そんな風に、五感で感じ取れるもの(物質・現実)を大切にして
ものごとを判断していきます。

また、動くときも、ものごとを五感を使ってじっくり味わい
確かめながら行動していく傾向があります。

地のエレメントの特徴

地のエレメントの特徴を考えるときは
「地(土)のイメージ」を思い浮かべ
そこから連想できるタイプ(地のイメージを持つ人)を考えていくとわかりやすいです。

地のイメージ地のイメージから連想される人の特徴
物質的お金
五感で感じられるもの
視覚(映像・絵画・芸術)
聴覚(音楽・声)
嗅覚(香り)
触覚(肌触り)
味覚(食べる・グルメ)に優れている
大地包容力、安心感、安定、落ち着き、管理能力、事務能力がある
生産性具現化力、創造性がある
基盤歴史、伝統、文化
安定継続力・忍耐力・保守的・慎重・積極性に欠ける・諦めが悪い
変化に弱い・協調性に欠ける・融通がきかない・こだわりが強い・頑固・わがまま

地のエレメントは現実思考で、地に足のついた行動をします。
どっしりしていて、気持ちがコロコロ変わることはあまりありません。

物質的な(目に見えるもの・触れられるもの・味わうことができるもの・実態があるものの)豊かさに価値を見出します。
安定が崩れると弱るタイプです。

地のエレメントの長所 伸ばしたいポイント
・最後までやり抜き、形にしていく力(忍耐力・達成力)
→そのために、成功体験を積み、自信をつけること。
・現実的な視点を持ち、物事を定着させ、着実に成功させていく力
・感覚的・抽象的なふわふわしたものを形にしていく力(具現化力・創造力)
・経験を通して自分に落とし込んでいく人のなので、実際の体験を大切にしていくこと

地のエレメントの短所 気をつけたいポイント
・安定思考すぎて冒険できないところ
→勇気を出して一歩踏み出すこと
・目の前のことにとらわれすぎて、チャンスを逃さないこと
・臨機応変さに欠けるのでアクシデントやトラブルに弱い傾向があります。
もう少し柔軟になること
・変化を可能性と捉えること
・義務を優先し、自分の気持ちを抑えてしまうこと
・体・お金・物質など“形あるもの”への執着を手放していくこと

やってみよう!

地のエレメントを理解するために、「地(土)のイメージ」を書き出してみよう!

チャコが作ったのも載せておくよ〜!

風のエレメント(双子座・天秤座・水瓶座)について

風のエレメントのキーワードは「思考」

風が目で見ることができないように、風は思考や知性、情報といった目で見ることができないものの象徴です。
風のエレメントは、知識(情報)を元に、頭で考えものごとを判断します。
目の前のことにとらわれることなく、風通しの良い広い視野を持ち、様々な視点からものごとをとらえ、合理的な決断をしていくことができます。

風のエレメントの特徴

風のエレメントの特徴を考えるときは
「風のイメージ」を思い浮かべ、そこから連想できるタイプ(風のイメージを持つ人)を考えていくとわかりやすいです。

風のイメージ風のイメーから連想される人の特徴
見えないもの頭の中(知識・思考)、情報、噂、流行
軽やかさ社交性、好奇心、フットワークの軽さ
運ぶ広める、拡散
ドライクール、合理的、冷めてる、理性的、論理的、冷静
自由自分の時間を大切にする、縛られるのを嫌う、枠や制限が苦手
変化臨機応変、こだわりがない、移り気、飽きっぽい、気まぐれ

風のエレメントは、全体を見ながら、考えて行動します。
新しいことを知ること、考えること、知ったことを活かすこと、伝えることに価値を見出します。
つまらないと、弱るタイプなので、常にアンテナを張り、知的好奇心がそそられる情報を探しておくと良いでしょう。

また、理性的になりすぎて、感情をないがしろにしてしまう傾向もあります。

たまには理屈抜きにして、感情も大切にしてあげたいね

風のエレメントの長所 伸ばしたいポイント
・情報は視野を広げ、可能性を広げてくれます。
好奇心を大切にして、良い情報に触れること
→そのためにも、成功者の話をたくさん聞くといい
・広い視野を持ち、客観的にものごとを判断し、最もい良いものを選択する力(見極め力)
・知識を知恵に変え、自分のアイディアを生み出すこと
・偏見を持たず、自由で軽やかな姿勢でいること
・インプットしたらアウトプットすること。知識を出し惜しみしないこと!

風のエレメントの短所 気をつけたいポイント
・表面的にならず、深く関わっていく勇気を持つこと
・頭で考えるだけでなく、心や感情を大切にすること
・頭で考えたことを実行していく行動力と勇気を持つこと
・理屈人間にならないこと
・つまらないと弱るので、常に知的好奇心がそそられる情報を探しておくといい

やってみよう!

風のエレメントを理解するために、「風のイメージ」を書き出してみよう!

チャコがやったのも貼っておくね

水のエレメント(蟹座・蠍座・魚座)について

水のエレメントのキーワードは「感情」

澄んだり、濁ったり、冷やせば氷、温めれば気体というように、環境や状況、状態でどうにでも形を変えられる水は、人間の感情の象徴でもあります。
水のエレメントは、感情(どう感じるか)を大切にして、ものごとを判断します。あらゆるものごとを心で感じながら受け止めます。

水のエレメント特徴

水のエレメントの特徴を考えるときは
「水のイメージ」を思い浮かべ、そこから連想できるタイプ(水のイメージを持つ人)を考えていくとわかりやすいです。

水のイメージ水のイメージから連想される人の特徴
感情感受性が高い、共感能力が高い、感情的
依存しやすい、執着しやすい、独占欲が強い
記憶力がいい(感情とくっつけて記憶すると忘れにくい)
揺れやすいい、敏感、繊細、愛情、優しさ、親切、献身的
世話好き、育てる、自己犠牲、無償の愛、包容力
無意識潜在意識、スピリチュアル、ひらめき、直感、芸術
融合する、浸透する
同調力、境界線がない、影響を受けやすい
相手を優先しやすい、自分を見失いやすい
深い繋がりを求める、共同体式(仲間意識)
深入りする、他人の問題を自分が背負う
浄化癒し、安らぎ、救済、リラックス

水のエレメントは、感情や感性でものごとを捉えて、行動します。
感情(幸福感、満足感)を基準に判断していくので、合理的な判断ではなくなる傾向があります。
自分や相手がどう感じるか、感情やフィーリングを大切にするタイプなので、心が満たされていないと弱ります。心のコントロール力をつけること。心を安定させるために、自分の好きなことや、安心できるもの、満たされるものなどを持つことも大切です。

また、“理想の状態”や“夢”をはっきりさせ、目的を持つことで自分の軸が定まり、ブレにくくなります。

水のエレメントの長所 伸ばしたいポイント
・心が大きく動くような体験をすること
・他人を思いやり、共感する力を伸ばすこと。この能力は、最高の魅力であり
それによって多くの人を支えたり、癒したりすることができます
・感受性を磨きましょう
感受性が高く、繊細だからこそ、人の心を打つものを生み出すことができます

水のエレメントの短所 気をつけたいポイント
・感情に流されず、現実を見て客観的にものごとを見ていくこと
えこひいき・執着はしないよう
・裏を読もうとしすぎて、沼にはまらないようにすること
・自分の1番の理解者は自分であることを忘れないこと。
まずが自分が自分を愛し、受け入れ、認めてあげること
・他者と自分のバランスを取ること
自分のやらなくていいことまで背負って、しんどくならないように
(他人の問題や悩みなど、やるべきことを奪わない)
周りに合わせて自分の個性や意見を見失わないようにすること
自分を確立すること
依存されたり、依存しやすいので、尽くしすぎには注意すること

やってみよう!

水のエレメントを理解するために、「水のイメージ」を書き出してみよう!

チャコが書き出したのも載せておくね〜♪

4区分をチェックして価値観や性質を知ろう!

ホロスコープを出して、10個の星が火・地・風・水のどれに入っているかを調べてみましょう。
星の偏りによってその人の“価値観や性質”がわかります。

チャコは
火:4
地:3
風:2
水:1

クォッカは
火:4
地:2
風:3
水:1

チャコもクォッカも火が多くて、水が少ないです。
2匹とも直感を大切にし、頭で考えるよりも先にやってみるタイプで、情に流されるタイプじゃなさそうです。
違うところは、地が多いチャコはコツコツやるタイプで
風が多いクォッカは頭の回転が早く、論理派なところです。

全部バランスよく星が入ってる人ってどうなの?

火:3 地:3 風:3 水:2
というようにバランスよく星が入っている場合は
価値観や性質に偏りがなく“バランスがいい人”ということになります

4エレメントを鑑定に活かす!

4区分のバランスを見ることで
その人がどういう価値観や性質を持っているのかがわかります。
4区分を見て、その人がどんな価値観で、どんなことを大切にしていて、
どんな風に考えるのか、傾向を把握することで、
その人にあった言葉選びや伝え方ができるようになります。

4区分を理解して、相談者さんに的確にアドバイスしよう!

火のエレメントが多い人へのアドバイスの仕方

この人は典型的な褒めて伸びるタイプです。アドバイスをするときは、どれだけこの人の心をワクワクさせられるかがポイントになります。どれだけその気にさせられるか(上げられる)か、どれだけやる気を出させられるかが勝負です。
なので、ただその人の弱点や、やるべきことを伝えるというような“下げ鑑定”はNGです。
まずは「どうしたいか」を聞いて、それが叶うような道筋を一緒に考えてあげてください。
もし、間違った選択をしようとしている場合は、ただ否定するのではなく「それよりもっといい道があるよ」と、今の選択肢よりも心がときめく選択肢を提案してあげましょう。
また、自信を失っているときは、たくさんいいところを教えてあげて「あなたならできる」と背中を押してあげるといいでしょう。

地のエレメントが多い人へのアドバイスの仕方

この人は現実思考なので、アドバイスするときは、実際にどうしたらいいか、何ができるか、これをしたらどうなるかを具体的に伝えていきましょう。
また、安定が崩れることを恐れているタイプなので、思い切ったアドバイスをするのではなく、その人が確実にできることを提案することも大切です。
またこの人は、目の前のことにこだわって、可能性を狭めてしまう傾向があります。そのため、この人が持つ可能性を伝えてあげることも大切です。
本当はもっと大きなチャンスが掴めるのに、手頃なところで落ち着こうとしているときは「あなたにはこんな豊かさを手に入れられる力があるんだ」と教えてあげてください。

風のエレメントが多い人へのアドバイスの仕方

この人にアドバイスをするときは、たくさんの選択肢を与え、その中から1番良いと思うものを選んでもらうのがいいでしょう。
この人が相談をしに来る理由は、何かを決めてほしいわけではなく、参考になることを聞きたいからです。
まずはその人の考えを聞き、それを選択したらどうなっていくかを教えてあげるのがいいでしょう。その時、もっと良い選択肢があれば提案してもいいでしょう。
この人は、自分で答えを選べる人です。「こうしなさい」じゃなくて「これを選ぶとこうなるよ」というアドバイスをしてあげましょう。
また、この人は時々、感情をないがしろにする傾向があります。あまりにも感情を無視しているように感じたときは「本当はどうしたいのか」聞くなど、心のケアもしてあげましょう。

水のエレメントが多い人へのアドバイスの仕方

この人を鑑定するときは、まずは話を聞きいあげてください。この人の場合は、問題が解決しなくても、自分の気持ちを誰かに理解され、肯定してもらえるだけで満足してしまうことが少なくありません。
むしろ、感情でものごとを捉えるタイプなので、たとえこちら側が正しい答えを言ったとしても、自分が納得できなければ怒り、心を閉ざします。
なので、思っていることなどを全て吐き出してもらい、一緒に心を整理してあげるといいでしょう。答えが見つからないのではなく、ただ感情的になって、合理的な判断ができなくなっているだけの場合も多く、冷静になることでちゃんとした答えが見つかることも多いです。
アドバイスする時は、その人の心の満足を基準に考え、話を進めていきましょう。また、人と自分とがごっちゃになってしまい、自分の問題ではないことを悩んでいる場合も多いです。自分の問題かどうか(悩むべきことなのか)をはっきりさせるのもポイントです。

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この記事を書いた人

毎日星を読んでいるチャコです
星は私たちに気づきを与えてくれて
その気づきはやがて
生きる希望となります

まだまだ未熟者のカエルですが
星と共に少しずつ成長し
少しずつ前へ進んでいきたいと思っています

コメントはペンネームでね♪

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