35才の誕生日、4年間付き合っていた彼に振られ、掴んだ大きな夢！

大好きな人に振られた時…
それは変化のチャンスだったりします。

そこにとどまり
彼が戻ってくるのを待つよりも
彼への未練と一緒に
いらないものを捨てたり整理することで
あなたの新しい物語が動きはじめます。

『断捨離』

「これは…もういらないか」
「これも…もういらないっと」

私は今、大掃除をしている。

35才になる誕生日の日に
4年付き合っていた彼に振られた。

結婚すると思っていたのに
急に他に好きな子ができたと言われたのだ。

私の家には
彼の…正確には元カレの
荷物がたくさんある。

「俺のものは全部捨ててくれていいから」
そう言い残し、彼は出て行った。

一人残された私は
今、彼の荷物を整理しているのだ。

部屋着、歯ブラシ、お揃いのマグカップ…
どんどん捨てていく。

写真、枕、靴下、雑誌に本、ニンテンドーDS…
どんどんどんどん捨てていく。

「今ならあれも捨てれるかもしれない」
私はあることをひらめいた。

押し入れから取り出したのは
絵の具セットだ。

画家になるのが夢だった。
数年前まではよく絵を描いていた。
でも、いつしか絵を描くのが苦痛になっていた。

「いつかまた描きたくなった時のために…」
そう思って残しておいた絵の具のセット。

私はそれを
そっとゴミ袋の中へ入れた。

数年が経ち、
当時の彼と同じ40歳になった。
この日が司法試験の合格記念日にもなった。

チャコからのメッセージ

当たり前だったことが壊れてしまった時こそ
生き方を変えるチャンスです。

頑なに壊れたものに
しがみつこうとするのではなく
この機会に
自分にとって大事だと思えるもの（人・環境）だけを残して
スッキリさせてしまいましょう。

不要なものを断ち切ることで
自分の目的や
進むべき道がはっきりし
新たなスタートを切ることができます。

物語は人それぞれ色々あるけど、
大切なポイントは全部一緒です。

それは
本当に大切なものがなんなのかをちゃんと考えて、
その大切なもののために選択をすること。

仕事がいやだいやだと思いながら行っているのは、
仕事に行くことよりも、
新しいことを始めるほうが嫌な自分がいるから。

別れたいと思っていても別れられないのは、
別れるよりも付き合っているほうがいくらかましだと
思っている自分がいるから。

あなたには自分で自分の道を決める力があります。
本当に変えたいものがあるのなら…
あなたはそれを変えることができます。