どうして誰かを幸せにするには、まずは自分が幸せでないといけないのか？

2022年4月9日2022年9月4日

相手のことを思いやり
優しくできるのは
とても素晴らしいことです

しかし
多くの人を見ていると
優しい人・いい人ほど
辛い人生になりやすいように思えます

優しいあなたが
なぜ幸せになれないのか
どうしたら
あなたの優しさや親切が報われるのか

今回はそんなお話です

【もくじ】

犠牲になるのは決まって“いい人”

学生の頃私は
小料理屋でバイトをしていたのですが

そこにいた一人の板前さんが
本当にいい人で

どんな時も誰にでも
ニコニコしていて
怒ったり
「NO」と言っているのを見たことがないし

私みたいな
たまにしか来ないバイトにも
気を使い
いつも声をかけてくれて

だから私は
その人のことを心の中で
「エンジェル中野（仮名）」と呼び
エンジェル中野がいる日は
バイトに行くのが楽しみでした

しかし
そんなエンジェル中野は
テスト週間でしばらく休んだ私が
久しぶりにバイト先に行くと
お店から姿を消していました

聞いてみると
どうやらエンジェル中野は
私のテスト期間中に
厨房で倒れて
仕事を続けるのが難しくなったそうです

私はエンジェル中野が
倒れてしまったことも
ものすごくショックでしたけど

エンジェル中野がいなくなっても
何の滞りもなく
いつも通りに回っているお店にも
ものすごくショックを受け

「自分でできるなら
はじめからエンジェル中野に
押し付けないで
もっと自分達でやれ！」

と今まで散々自分の用事を
エンジェル中野に押し付けていた
他の板前さんたちに
すごく腹が立ちました

エンジェル中野みたいな
いい人こそ
幸せになってほしいのに
逆に犠牲になってしまうなんて…

＊＊＊

エンジェル中野のその後ですが
幸い後遺症も残らず
今は奥さんと
実家の小料理屋さんを継ぎ
幸せに暮らしているそうです

同じ職場に戻ってくるという選択も
あったと思いますが
倒れたことが転機となり
自分を見つめ直し
無理せず
自分らしくいられる道を
選択したのだと思います

＊＊＊

エンジェル中野のように
倒れるところまではいかなくても
自分のことより
人のことを優先して
苦しくなってしまっている人はとても多いです

そして今回の上弦の月は
そうやって
自分よりも
人のことを優先して
バランスがおかしくなってしまっている人に
ガツンと“お知らせ”がくることになると思います

上弦の月は、宇宙から「もっと上手くいく」ためのヒントが届くタイミング

2022.4/9の上弦の月では

「優しさとは何だろう
　　　思いやりとは何だろう」

そんなことを考えさせられる
出来事が起こりやすくなっています

特に上弦の月は
軌道修正のタイミングなので
このタイミングで見えてくるのは
「ここを変えたらもっと上手くいくよ」
といった
あなたの“修正すべき点”ですから

自分の優しさや思いやりが
逆効果になっていたり
相手は喜んでくれていたとしても
自分の首を絞めてしまっているような人に
「それは違うよ」といった
お知らせ的な
出来事が起こりやすいといえます

たとえば
親身になって
相談に乗ってあげた相手に
裏切られてしまったり

自分のことを後回しにしてまでも
優先していた相手に
「お節介だよ」
と言われてしまったり

「あれだけやってあげたのに…」
と思わずにはいられないような
出来事に遭遇する

もしくは
病気や怪我など
強制的に
自分のことしかできない状況に
なるといった感じです

宇宙のヒントを受け取るために必要なものごとの捉え方

今回そういった
“痛い目”に遭う人の多くは
先ほど書いたように
自分のことよりも
人のことを優先できる
思いやりのある
とても優しい人だと思います

だからこそ
起こったことに対して
納得できないというか
「これだけ頑張っていたのに…」
「あんなに尽くしてあげたのに」
「悪いことはしてないのに…」
と自分の善意や頑張りが
報われない悲しさや
やるせなさを
感じてしまうこともあるかもしれません

しかし
起きてくる
全てのことには意味があり
その中でも星の流れと
同じタイミングで起こることというのは
確実に“見えない大きな力”によって
起こされていることですから

起きたことに落ち込むのではなく
それが起きた本当の意味を
深く考える必要があります

上弦の月のテーマ『まずは自分を大切にする！』

今回の上弦の月のテーマは
『まずは自分を大切にすること』
です

溺れている人がいたとしても
自分が溺れている状態では
その人を助けることができないように

自分自身が愛に満たされ
心に余裕がある状態でないと
本当の意味で
人を思いやり
親切にすることはできません

できたとしても
やがて心の中には
「自分ばっかり何をやっているんだろう…」
という自己嫌悪や葛藤

「自分は気を使っているのに
相手はちっとも気を使ってくれない」
という憎しみが生まれきて

自分がやっている
“良いこと”によって
自分自身が苦しめられていきます

もし
今回の上弦の月のタイミングで
自分の善意からやっていたことが
仇となって返ってきてしまい
「どうして私が
　こんな目に遭わなければならないんだろう」
と感じた人は

自分よりも
「誰かのため」
に生きてしまっていなかったか
考えてみてください

そして
ぜひこの機会を
『まずは自分のために生きる！』
という生き方に
軌道修正するきっかけにしてほしいと思います

自分のために生きて、まずは自分が幸せになりましょう

自分のために生きるとは
まずは1番に
自分を尊重し大切にする
ということです

人を幸せにしてあげたかったら
まずは自分が幸せになることです
人を幸せにするのはその後です

そのためには
「誰かのために」
無理をするのではなく
「自分のために」
無理をしない選択をすること

あなたが幸せになることで、周りも幸せになっていく

あなたが幸せにしたい人を幸せにできる
1番の方法って何だと思いますか？

それは

あなたが幸せであること

です

無理をしている時は
決まって
「かわいそう」
「嫌われたくない、怒られたくない」
「離れたくない」
「私が何とかしてあげなければいけない」
といった
不安・恐怖・義務感・同情といった
ネガティブな感情が
あなたを突き動かす原動力となっているはずです

自分よりも
他人を優先して
苦しくなっている人は

今回の上弦の月を
自分の心の声
体の声に耳を傾け
あなたが前向きに
「やりたい」と思うことを
大切にする生き方ができるように
修正するきっかけに使ってみてくださいね