【西洋占星術】ハウスの途中でサインが変わるときの読み方|2つのサインをどう読む?

ホロスコープを自分で読みはじめると、
必ず一度はつまずくポイントがあります。

「このハウスの入口は射手座なのに、
途中から山羊座に変わってる
しかもその山羊座のところに天体がいる
これって、どっちで読めばいいの?」

実はこれ、独学さんがほぼ全員ぶつかる疑問です。
そして、ここをスッと読めるようになると、
あなたの鑑定は一気に立体的になります。
平面の絵が、急に奥行きのある景色に変わるような感覚です。

この記事では、
ハウスの途中で
サインが変わるときの読み方を、
初めての人にもわかるように、
解説しています。

「ハウス」って何?

まずは言葉の確認からいきましょう。
ホロスコープには、 12個の「ハウス」があります。

ハウスとは、ひとことで言うと
「人生の場面・分野」のこと。

仕事、お金、恋愛、家庭、健康… 人生のいろいろなテーマが、
12個の部屋に分かれて並んでいる、
そんなイメージです。

サイン(星座)が 「どんなふうに」という性質を表すのに対して、
ハウスは 「人生のどの場面で」を表します。

たとえば6ハウスなら、
「仕事・日々の習慣・健康・人の役に立つこと」の場面。

ここにどのサインや天体が重なっているかで、
あなたがその場面を
どう生きていくのかが見えてきます。

「カスプ」って何?

カスプとは、
ハウスの「入り口の線」のことです。
そして、その線がどのサインの上に乗っているかで、
〇〇ハウスのカスプは〇〇と読んでいきます。

例えば、以下のホロスコープの場合だと
「6ハウスのカスプは射手座」という感じです。

このカスプのサインを、チャコはいつも
「ハウスの玄関ドアの色」だと
イメージしてもらっています。

たとえば6ハウスは
「仕事・日々の習慣・健康・人の役に立つこと」の家。
そのカスプが射手座なら、
玄関ドアの色は射手座色です。

自由・成長・意味を求めて、
明るく前向きにその家へ入っていく。
それがカスプのサインが教えてくれることなんです。

つまりカスプのサインは、
「あなたがそのテーマに、どんな顔で入っていくか」
という第一印象を表しています。

ハウスの途中でサインが変わるのは、ふつうのこと

実は、ハウスの途中でサインが変わるのは、
まったく珍しいことではありません。
むしろ、ほとんどのホロスコープで起きています。

理由は、ハウスの大きさが場所によってバラバラだからです。
よく使われるプラシーダスというハウスシステムでは、
ハウスの幅が均等になりません。
30度ぴったりに収まらず、
40度を超える広いハウスもあれば、
20度しかない狭いハウスもあります。

サイン(星座)は一つあたり30度。
だから、ハウスが30度より広くなると、
その中に2つのサインが入ってくることがあるんです。

たとえば6ハウスのカスプが射手座の真ん中あたりで、
ハウスの幅が広ければ、後半は山羊座になる。
これはごく自然な現象です。

「移り変わり」をどう読む?前半は入り口、後半は深まり

では、いちばん知りたいところへいきましょう。
ハウスの中でサインが移り変わるとき、
それをどう読めばいいのか。

コツは、
ハウスを「前半」と「後半」に分けて、
一本の流れとして読むことです。

前半、つまりカスプのサインは「入り口」。
そのテーマに、どんな顔で入っていくかを表します。
後半、途中から入ってくるサインは「深まり」。
そのテーマを続けていくうちに、
どこへ向かっていくかを表します。

家のたとえで言うと、
玄関(前半)から入って、
奥の部屋(後半)へ進んでいくイメージです。

玄関で見せる顔と、
奥の部屋でくつろぐときの顔は、
少し違います。
それと同じで、ハウスのテーマも、
入り口と奥で表情が変わっていくんです。

さっきの6ハウス(仕事のハウス)で考えてみましょう。

入り口の射手座では、
「自由に、意味を求めて」仕事に入っていく。
ところが続けていくうちに、
奥の山羊座が顔を出してくる。
「ちゃんと積み上げて、責任を持って、形にしたい」
という気持ちが膨らんでいく。

これは、その人の成長物語そのものなんです。
若いうちは射手座的にあれこれ広げ、
年を重ねるほど山羊座的に一つの道を究めていく。
本人の実感としては
「最初に思っていたことと、
続けるうちに大事になったことが、少し違った」

という形であらわれます。

つまり、途中から入るサインは、
「このテーマが向かっていく未来の姿」として、
捉えるとわかりやすいです。

これが、移り変わりを読むときの土台です。

基本ルール「カスプは入り口、天体が入っているサインが目立つ」

移り変わりの土台がわかったところで、
もう一段大事なルールを足します。

それは
「カスプのサインは入り口として大切ですが、
天体が入っている
サインのほうがぐっと目立つ」ということです。

ここまでは、
サインの移り変わりだけで読んできました。
でも、もしハウスの中に天体が入っていたら、
話はさらにはっきりします。

カスプのサインは、
たしかにそのハウスの雰囲気や入り方を決めます。
しかし、本人がより意識しやすく、
ふだんの性格や行動として表に出やすいのは、
天体が入っているサインのほう
です

天体がそのサインを
前へ前へと目立たせている
というイメージ♪

天体が入っているハウスは
「点灯しているハウス」と言われます。
スイッチが入って、
実際に何かが起きている場所。

ハウスを家にたとえると、
天体が入っているサインは
明かりがついて光っている部屋。

逆に、天体が一つもないサインは、
明かりの消えた部屋のように、
静かに控えている感じになります。

たとえば、カスプは射手座でも、
射手座には天体がなく、
その先の山羊座にだけ天体がいるとします。
すると、より目立つのは山羊座のほう。

入り口は射手座でも、
そのハウスでいちばん前に出てくるのは、
天体が入っている山羊座になります。

入り口のサインも大切にしながら、
天体が入っているサインを、
より前に出して読んでいく。
これを覚えておいてください。

実際には手前のサインにも、
奥のサインにも、
両方に天体が入っていることもある。

そのときは、
どちらの部屋にも明かりがついている、
つまり両方が目立つということになるよ♪

実例で読んでみよう!

では、実際に一つ読んでみよう♪

パターン1:片方のサインにだけ天体がある場合

【設定】
6ハウスのカスプは射手座。
射手座には天体がない。
途中から山羊座になり、山羊座に月。

まず玄関の色は射手座。
仕事に「自由に、意味を求めて」入っていく人だとわかります。

でも、射手座の部屋は明かりが消えていて、
明かりがついているのは、
月のいる山羊座の部屋。

つまり、このハウスで
より目立つのは山羊座のほうです。


月は「心が何で満たされるか」を表す星です。
山羊座に入ると、
「責任を果たし、役に立ち、きちんと積み上げること」
で心が安定します。

だからこの人は、
入り口こそ「自由に楽しく」働きはじめるけれど、
本人が実感として強く感じるのは、
「ちゃんと積み上げて、頼られる存在でいたい」
という山羊座の月の思いのほう。

入り口の射手座は軽くそえる程度にして、
山羊座の月を中心に読んであげる。

これがパターン1の読み方です。

パターン2:両方のサインに天体がある場合

次は、両方の部屋に天体がいる場合です。

【設定】
6ハウスのカスプは射手座。
射手座に水星。
途中から山羊座になり、山羊座に月。

今回は、どちらの部屋にも明かりがついている、
どちらも目立つお家です。
こういうときは、
先ほどお伝えした通り
ハウスを「前半」と「後半」に分けて、
一本の流れとして読み分けます。

まず、手前の射手座には水星。
水星は「考える・伝える・学ぶ」星です。
射手座に入ると
「もっと広く知りたい、意味を学びたい、自由に伝えたい」
という形になります。

だから仕事の入り口は、
楽しく学んで、
わくわくしながら世界を広げていくスタイル。
細かいことより、
大きな意味やおもしろさから入っていくタイプです。


次に、奥の山羊座の月。
月は「心が何で満たされるか」を表す星です。
山羊座に入ると、
「責任を果たし、役に立ち、きちんと積み上げること」
で心が安定します。

だから、仕事を続けていくほど、
「ちゃんと形に残るものを築きたい、頼られる存在でいたい」という、
静かで真面目な思いが強まってきます。
これが、このテーマが向かっていく未来の姿です。


この2つを一本の流れにすると、
こうなります。

「学ぶのが楽しい、もっと広げたい」と
わくわくで仕事に入り(手前の水星)、
続けるうちに
「自分は、きちんと積み上げて頼られる人になりたい」
という思いが出てくる(奥の月)。

手前で物語が始まり、奥で深まっていく。
これが、途中からサインが変わる
ハウスの基本の読み方です。

インターセプト 〜3つのサインが入る、大きなハウス〜

ここで一つだけ、
特別なハウスの形を紹介します。

それが「インターセプト」です。

ふつう、サインというのは
どこかのハウスのカスプになっています。

射手座が6ハウスのカスプ、
山羊座が7ハウスのカスプ、
という具合に
どのサインも
どこかの部屋の入り口を担当しています。

ところが、ごくまれに、
一つのハウスの中に、
頭からお尻まで
まるごと閉じ込められてしまっている
サインがあります。

これがインターセプト。


インターセプトの場合は、
今日お話しした読み方に、
少し特別な読みを足す必要があります。

これは、それだけで
一つの大きなテーマなので、
次回の記事でじっくり解説しようと思います。

インターセプト見分け方は、
たった一つだけ覚えれば大丈夫♪
「奥のサインが、
次のハウスのカスプになっているかどうか」

を見ればOK!

奥のサインが、
次のハウスのカスプになっていなければ
インターセプトです。

とりあえず今日は
自分のホロスコープに、
インターセプトがあるかどうか
確認してみてください。

ハウスを読む手順(まとめ)

最後に、途中からサインが変わるハウスを読むときの手順を、
チェックリストにしておきます。迷ったらここに戻ってきてくださいね

  • カスプのサインを見て、
    そのテーマへの「入り方・第一印象」をつかむ。
  • どのサインに天体が入っているか確認する。
    天体が入っているサインが、
    そのハウスでより目立つ場所になる。
  • 前半から後半への移り変わりを
    「入り口で始まり、奥で深まる」
    一本の物語としてつなげる。

この順番で読めば
どんなに複雑なハウスも
ちゃんと読めるよ☆彡

ちょっと先取り!支配星(ディスポジター)

ここまでは
天体が入っているハウスの読み方の話でした。

でも、そのハウスに
何も天体が入っていない場合もあります。
そういうときは、こちらでお話ししたように
手前と奥のサインの性質を、
前半・後半として読むだけでOKです。

ただし、天体が入っている
ハウスとくらべると、
本人もそのテーマをあまり意識せず、
人生の前のほうに
出てきにくいハウスになります。

でも、この静かなハウスを
「どこで、どんなふうに動き出すのか」を
見つけ出す読み方があります。

それが
「支配星(ディスポジター)」を
使った読み方。

これについても
また今後の記事で、
じっくり解説しますのでお楽しみに♪

おわりに

ハウスの途中でサインが変わる。
最初は「ややこしいな」と感じたかもしれません。

でも今は、それが
「お部屋の前半と後半で、表情が変わっていくだけ」
だと分かったはずです。

ハウスを丁寧に読むほど、
「自分はどう生きていくと、自分らしくいられるのか」が、
くっきり見えてきます。

途中から変わるサインも、天体も
ぜんぶあなたの人生の物語を
語ってくれている大切な登場人物です。

あせらず、一つずつ。
あなたのホロスコープという物語を、
これから一緒に読み解いていきましょう♪


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この記事を書いた人

毎日星を読んでいるチャコです
星は私たちに気づきを与えてくれて
その気づきはやがて
生きる希望となります

まだまだ未熟者のカエルですが
星と共に少しずつ成長し
少しずつ前へ進んでいきたいと思っています

コメントはペンネームでね♪

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